가고 싶다(カゴシッタ)という名の憧憬。
ふとした瞬間に、窓の外を眺めながら呟く言葉。
あるいは、懐かしい風景を思い浮かべて胸に抱く願い。
韓国語の가고 싶다(カゴシッタ)は、
日本語の「行きたい」という言葉以上に、
どこか遠くにある何かを追い求める、切ないほどの「憧れ」が滲んでいます。
場所ではなく、状態への旅
「カゴシッタ」という言葉を使う時、私たちの心はすでに、ここではないどこかへ飛び立っています。
それは必ずしも地図上の特定の場所を指だけではありません。
騒がしい日常から離れた静寂の中。
誰にも邪魔されない、自由な空気が流れる場所。
あるいは、ありのままの自分でいられる、誰かの隣。
この言葉を口にすることは、今抱えている複雑な荷物を一度下ろし、本当に自分が還るべき場所を確かめる作業でもあります。
目的地に辿り着くことよりも、そこへ向かいたいと願うその純粋な意志こそが、私たちの心を豊かにしてくれるのです。
余白が作る、新しい風景
「行きたい場所がある」ということは、今の自分にまだ新しい可能性があるということです。
もし、日常が息苦しく感じられるなら、その「カゴシッタ」という気持ちを否定しないでください。
あえて今の場所を離れ、物理的な距離を置くことで、逆に見えてくる本質があります。
余計なものを削ぎ落とし、本当に必要なものだけを連れて旅に出る。
その予感だけで、今日という日は少しだけ軽やかになると思います。
実践で感じる「가고 싶다(가고 싶다)」の響き
가고 싶다(カゴシッタ):「行きたい(独り言)」。ふとした瞬間の心の声。
가고 싶어요(カゴシッポヨ):「行きたいです」。誰かに願望を伝える時。
보고 싶어서, 가고 싶다(ポゴシッポソ、カゴシッタ):「会いたくて、行きたい」。切なさが最高潮に達した時の表現。
日常の中のカゴシッタ
美しい写真を見た時や、遠くの波音を思い出した時。
その場所で佇む自分を想像しながら、こう言ってみてください。
아, 진짜 가고 싶다(ア、チンチャ カゴシッタ):あぁ、本当に行きたいな
その短い言葉が、あなたの心の中に新しい風を呼び込み、閉ざされていた日常に小さな窓を開けてくれるでしょう。
あなたを呼ぶ場所へ
世界中には、まだあなたが知らないあなたのための場所が必ず存在します。
そこへ向かいたいと願う心は、あなたが自分自身を愛し、より良い場所へ導こうとする本能的な優しさです。
今日、あなたの心が向かおうとしている場所はどこですか?
その「カゴシッタ」という心の羅針盤に従って、一歩ずつ、あなたの物語を広げてみてください。
その旅の先に、きっと新しいあなたが待っています。